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ひろみや応援企画 ヤングTシャツ
「FOREVER ヤング STAND UP ひろみや」
69年間の長期にわたり、鉄輪で親しまれた大衆演劇場ヤングセンター。
鉄輪の風景の大切な一部だったヤングの看板の文字が、Tシャツになりました。
今回、旧ヤングセンターの承諾を得て、同じ鉄輪にある湯治宿ひろみやを応援する
チャリティ企画として、オンライン店にて限定販売いたします。
【販売は終了致しました。たくさんの方のご賛同をいただき、大変ありがとうございました】
〜ヤングTシャツ制作者 イラストレーター トビイ ルツ(トビラボ)からのメッセージ〜
ヤングTシャツが出来上がった経緯
あちこちから立ちのぼる鉄輪の湯けむりの風景。
その風景の真ん中にいつもヤングセンターがありました。
いでゆ坂に面した大衆演芸場。建物の上に掲げられた「ヤング」の看板の赤い文字。
ヤ「ソ」グにも見える独特な書体で、目にする度になぜかほのぼのしたものです。
遠くから見てもよくわかるヤングの三文字は、文字どおり鉄輪のシンボルでした。
みはらし坂の上から、すじゆ通りから、
いろんな方向から、遠くや近くに見えていたヤングの文字。
鉄輪の景色と一体化していたこの文字の姿を、残しておきたいと思いました。
Tシャツのロゴは、鉄輪のさまざまな場所から見えるヤングの文字を観察して、
私なりに再現したものです。
なるべく本物に近くなるように努めましたが、あえて手描きで作り上げました。
線の太さや、カーブの角度。実際のヤングセンターの看板の文字とは、微妙に異なると思います。
けれどもそれこそが、鉄輪に住む人や訪れる人が、見上げたり遠くから見たりして、
それぞれ目にしたヤングセンターの記憶を集めた文字なのです。
チャリティの目的
Tシャツをみんなで着たい。鉄輪の大切な記憶を、多くの方とシェアしたい。
どうせなら、鉄輪のために役立ててもらえないだろうか。そう思った時に、身近にお世話に
なっている、トビラボのお隣の「湯治宿ひろみや」さんのことを思いました。
ヤングセンターの大浴場にあった、13枚のステンドグラスのうちの1枚が、今、ひろみやさんに
あります。このステンドグラスを通りを行く人たちにも楽しんでもらえるようにと、
オーナーのみほさんは湯治宿の経営が厳しい中、自費で玄関の扉に仕立て、
鉄輪の記憶を受け継いでくれました。
リニューアルオープン以来、地域と観光客をつなぐ貴重な場所でもあるひろみやが存続し、
愛され続けることで、ヤングセンターの文化的な遺産の一部である
ステンドグラスもこの場所にとどまり、光を集め続けることができます。
今回、「ヤングセンターステンドグラス補完計画」の責任者である東京神父さんと、
旧ヤングセンターの許可を得て、限定130枚のロゴTシャツの販売をさせていただけることに
なりました。今回の売上げは、ひろみやのステンドグラスの設置費用と
活動の運営のために役立ててもらうことになります。
ヤングセンター(1953年〜2020年)
1953年創業の大衆演劇場。月替わりで大衆演劇の劇団が昼夜公演を行い、地元や県外のファンで賑わいを集めた鉄輪の名所。併設された温泉旅館の温泉施設も人気で、男湯には13枚のステンドグラスがあった。2000年3月の閉館の後、取り壊し作業が始まった際、別府市出身の写真家・東京神父氏を中心に、ヤングセンターの記憶を残すべく「ヤングセンターステンドグラス補完計画」が発足。東京氏の働きかけでステンドグラスの1枚がひろみやに引き取られた。今後、今回のチャリティ企画とは別に、東京氏を中心にヤングセンターの13枚のステンドグラスに関するプロジェクトが予定されている。